紫式部公園・紫ゆかりの館は、越前国司の父と越前市(旧:武生市)に滞在した、「源氏物語」の作者である紫式部にちなんだ公園・資料館です。
2024年の大河ドラマ「光る君へ」は紫式部が主人公となっており、越前市は彼女が平安京以外で唯一暮らしたことのある場所とされています。
紫式部公園
約3,000坪という広大な敷地に平安時代の庭園を再現した、全国で唯一の寝殿造庭園を有する公園となっています。
寝殿造とは、古代、中世における京都の貴族の、住宅の形式です。
住所 | 多目的トイレ | 入園料 |
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越前市東千福町20-369 | ○ | 無料 |
案内図
紫式部像
京の都の方を向いて立つ紫式部の視線の先には、越前富士と呼ばれる霊峰・日野山があります。
歌碑群
紫式部が詠んだ歌の石碑が、紫式部像の周りに配置されています。
釣殿・寝殿・池・橋
池のほとりに再現された釣殿は、納涼や月見、雪見の宴が行われた場所です。また、この池は、東から西へと渡る月がいつまでも水面に映るよう、東西に長く造られています。
芝生広場・藤の花回廊
藤の花は、4月中旬から5月上旬が見頃です。
紫ゆかりの館
2021年にリニューアルした、紫式部が越前市で過ごした時間を体感できる資料館です。
住所 | 開館時間 | 休館日 | 入館料 |
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越前市東千福町21-12 | 午前9時~午後5時 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) | 無料 |
案内図
はじまりの縁
建物の内側と外側をつなぐ「縁」は、平安時代には恋の始まる場所とされていたそうです。
紫式部の間
紫式部が越前国府で過ごした青春の日々を彷彿させる展示・体験空間です。几帳風のグラフィックや絵巻物風の映像で、紫式部の心模様をたどれます。
また、姫君のタイプを診断できる性格診断のゲームもあります。
催しの間
紫式部や越前国府にちなんだ企画展示、期間限定の催しなどを行っています。
しるべの間(観光案内・物販)
紫式部公園や地域の観光情報を提供しています。また、越前の伝統産業の紹介や物販も行っています。
最寄り駅(JR越前たけふ駅)からの行き方
車(レンタカー)
待ち時間を気にせず、最も手軽に移動できる手段は車(レンタカー)となります。ついでに、他の観光地や飲食店に寄ることも可能です。
越前たけふ駅の高架下に、レンタカーの店舗があります。移動時間は約10分となります。
タクシー
越前たけふ駅にはタクシー乗り場があるため、タクシーを使用するのも手段の1つです。越前たけふ駅からは約10分となります。
ただし、帰り(復路)をどうするかは考えておかなければなりません。
自転車(レンタサイクル)
越前たけふ駅の高架下にある、レンタカーの店舗で自転車のレンタルを行っています。越前たけふ駅からは約30分となります。
徒歩
越前たけふ駅からは、徒歩で1時間以上かかります。
基本的には車(レンタカー)がおすすめの移動手段となります。
最寄り駅(ハピラインふくい 武生駅)からの行き方
タクシー
武生駅にはタクシー乗り場があるため、タクシーを使用するのも手段の1つです。武生駅からは約10分となります。
ただし、帰り(復路)をどうするかは考えておかなければなりません。
公共交通機関(バス)
市民バス「のろっさ」の「市街地循環南ルート」に乗車し、「紫式部公園」停留所にて下車します。武生駅からは約20分となります。
なお、日曜日が運休となっていますので、注意してください。
徒歩
武生駅からは、徒歩で30分から40分ほどかかります。時間に余裕があり、散歩がてらであれば問題ありませんが、狭い道も多いため、道中はお気を付けください。
駐車場(3か所)
紫ゆかりの館の、南側にあるアスファルトの駐車場です。
紫ゆかりの館の、北側にある砂利の駐車場です。
紫式部公園の東側にある、アスファルトの駐車場です。