日野山(福井県越前市・南越前町)はどうやって登山するの?駐車場・トイレや景色、コースなどを案内します

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日野山は、福井県越前市と南越前町にまたがる標高794mの山であり、その稜線の美しさから「越前富士」とも呼ばれ、地元で親しまれています。

泰澄によって開山された越前五山の一つに数えられ、山岳信仰の霊山としても敬われてきました。山頂では、北の社からの展望が特に素晴らしく、福井平野を一望できます。

コースは複数ありますが、主流は中平吹コース荒谷コースとなっており、それぞれの登山口に日野神社があります。

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中平吹コース

基本情報

目的地(標高)駐車場(標高)駐車場からのコースタイム(高低差)
日野山(794m)中平吹町生活改善センター 約30台(52m)約2時間20分(742m)
トイレ危険箇所目的地のアンテナ(NTTドコモ)
中平吹町生活改善センター(男女共用)、日野神社(男女共用)道迷い注意(古道、舗装路など分岐多数)2/4
2023年11月時点

登山者は、比較的多い山となっています(他のコースから登る人もいます)

駐車場

日野山の登山者用駐車場である、中平吹町生活改善センターに駐車できます。建物には、外側から入れるトイレ(男女共用)が付設されています。

コースマップ

二手に分かれるコースのうち、現在使用されている左手のコースを掲載します。

山頂までのコース・景色

駐車場から車道を横断し、日野神社の方に向かいます。

しばらく住宅地の中を歩くと、日野神社に突き当たります。

境内にはトイレ(男女共用)があります。

境内の奥には、神社の建物があります。

登山口は、神社に向かって左手の奥にあります。

害獣対策の扉がありますが、取っ手で開閉が可能です。通った後には必ず閉めましょう。

しばらく進むと分岐がありますが、ここは必ず左手の森の中に進みましょう。右手は現在使用されていない道となっています。

足場には岩がゴロゴロと転がっているため、注意して登りましょう。

分岐となり、右手は古道となります。左手が一般的な登山道となっています。
古道は人通りが少なく、荒れている可能性があるため、本サイトでは、一般的な登山道の情報を掲載しています。

「南条新武生線」という送電線の点検ルートの看板があり、左に向かうと荒谷コース・西谷コースと合流しますが、中平吹コースの場合は直進します。

焼餅によく似ているところから名付けられたと伝えられる焼餅石です。

昔、中平吹に館を構えていた僧兵が追われ、隠れたとされるほら穴の石の唐戸です。

昔、武蔵坊弁慶が三枚に切って力を試したと伝わる弁慶の三枚切りです。

左手が、登り道の方向となります。右手には別の下山道が続いているため、下山の際は間違えないよう注意しましょう。

この辺りからは、舗装路と交わりながら登山道が続きます。基本的には、舗装路ではなく、山道が登山道となっています。

分岐となり、右手は古道となります。左手が一般的な登山道となっています。

室堂に到着です。

奥の小屋は荒れているため、休憩するのであれば手前の小屋を使いましょう。

この室堂から山頂までは、距離として残り1,000mとなります。

室堂から少し先の分岐は、左手が登山道となっています。

左手が一般的な登山道、右手は比丘尼ころばしという滑りやすい急登になっています。
左手に進んだ場合でも、山頂に近づくにつれて、苔の付いた岩が増えてくるため、転倒に注意しましょう。

振り返ると、標高がかなり上がったことが分かる景色になってきます。

山頂に到着です。中平吹コースから登った場合、休憩所にまず着きます。山頂の景色はこちら

荒谷コース

基本情報

目的地(標高)駐車場(標高)駐車場からのコースタイム(高低差)
日野山(794m)日野神社 約10台(116m)約2時間(678m)
トイレ危険箇所目的地のアンテナ(NTTドコモ)
荒谷町公民館(男女共用)※日野神社の400m手前山頂 手前の岩場2/4
2023年11月時点

登山者は、比較的多い山となっています(他のコースから登る人もいます)

山頂の手前付近は急斜面の岩場となっているため、グローブ(軍手など)があると登りやすくなります。

駐車場

駐車場は、日野神社の境内にあるため、車で進入します。

日野山の登山者用駐車場である、日野神社の境内に駐車できます。

境内にあるトイレは使用禁止になっています。

日野神社から400mほど手前にある荒谷町公民館に、登山者用のトイレ(男女共用)があります。トイレには、建物の外側から入れます。

コースマップ

山頂までのコース・景色

駐車場から奥に進むと日野神社の建物があり、登山道は右手側の奥に続いています。

高速道路の通気口の建物を横目に進みます。

整備された登山道を進みます。

傾斜の急な場所には、階段が設置されています。

最初の展望スポットとなる鉄塔に到着します。休憩するにも良い場所です。

自然石を人工的に組み並べた大寺跡があり、開山塔板碑五輪塔板碑があります。

西谷コースとの分岐があります。山頂へは、左手に進みます。

左右が開けた、気持ちの良い尾根沿いの道を進みます。

途中、道が二手に分かれますが、すぐに合流するため、どちらに進んでも問題ありません。

この辺りから、岩場が増えてきます。

萱谷コースとの分岐があります。山頂へは、右手に進みます。

振り返ると、先ほど登ってきた稜線が見えます。

さらに岩場が増え、急登が続きますので、充分に注意してください。

苔の付いた岩盤の道になると、山頂はもうすぐです。

山頂に到着です。荒谷コースから登った場合、北の社にまず着きます。

山頂の景色

山頂の広場には休憩所があり、中では座って休憩できます。

休憩所は、元は神社の拝殿であったため、建物内での火気の使用は禁止されています。

高台にある山頂の祠です。

祠のすぐ近くには、山頂を示す石碑がありますが、三角点は別の場所にあります。

祠付近から東側の展望です。部子山が見えますが、白山は木々によって見えづらいです。

祠付近から西側の展望です。海や越前市西部方面が見えます。

山頂を示す石碑から奥の道に進むと、三角点のある頂上に着きます。

開けたスペースがあり、さらに奥に進みます。

三角点と、山頂を示す看板があります。

この場所からは、木々の間から今立の街並みが見える展望となっています。

中平吹コースから登った場合でも、北の社には必ず立ち寄るようにしましょう。休憩所から北側の方向に向かいます。

目の前が開けた場所に、北の社が建っています。軒下には座るスペースがあるため、絶景が眺められる休憩場所にもなります。

北の社からは、絶景が広がります。福井平野を一望でき、北陸新幹線も手前側に捉えることができます。右側に目を移すと、白山部子山も見ることができます。

最後に

ごみは持ち帰るなどのマナーを守り、安全に気を付けて登山を楽しみましょう。

山の最新の情報は、登山の投稿サイトなどで直前に確認しておくと安心です。