越知山(福井県福井市・越前町)はどうやって登山するの?駐車場・トイレや景色、コースなどを案内します

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越知山は、福井市と越前町にまたがる標高612mの里山であり、登山道には石仏などの歴史遺産や泰澄にまつわる霊水・独鈷水があるほか、山頂付近には越知神社、別山神社や奥の院などがあり、神聖な雰囲気が漂っています。また、泰澄によって開山された越前五山の一つです。

登山口のほか、山頂手前にもトイレが整備されており、安心して登山を楽しむことができます。また、山頂や展望台からは、絶景を臨むことができます。

コースは複数ありますが、ここでは、泰澄が修行のために登ったと伝わる修行道コース(小川コース)と、山頂まで最短で登れる峠コースを掲載します。

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コースマップ

花立峠コース

基本情報

目的地(標高)駐車場(標高)駐車場からのコースタイム(高低差)
越知山(612m)花立峠 約5台(583m)約1時間(29m)
トイレ危険箇所目的地のアンテナ(NTTドコモ)
山頂手前(男女別)特になし2/4
2024年11月時点

登山者は、比較的多い山となっています(他のコースから登る人もいます)

駐車場

立峠までは車で行くことが可能ですが、途中は細い道を通るため、運転には注意してください。

立峠の路肩に、駐車スペースがあります。

近くには、展望スポットがあります。

登山前ですが、既に標高が高いため、ここからも絶景が広がっています。

コース・景色

駐車スペースの近くの登り口から、登山開始です。

気持ちの良いブナ林のコースとなっています。

尾根沿いの登山道をアップダウンしながら進みます。

前方の木々の間に、目的地となる越知山の山頂が見えてきます。

途中、林道と合流します。看板標識も多くあるため、迷うことはありません。

ピンクテープを目印に、再び山道に入ります。

しばらくすると、大型の展望台に到着します。展望台の下には、休憩用のベンチやテーブルがあります。

とても広い展望台であり、休憩や食事にも最適です。

展望図があり、見える山々を確認できます。

展望台からは、遮るもののない絶景が広がります。北から白山荒島岳部子山冠山日野山などが臨めます。また、福井市や鯖江市の市街地も見渡せるほか、南には敦賀湾が見えます。山頂よりも展望台の方が、視界は開けています。

山頂を目指し、奥へ進みます。

途中には、越知無線中継所があります。

ここでは、別山を経由して山頂に向かうため、右手に進みます。左手は越知山の山頂へ向かうショートカットです。

さらに右手に進みます。左手は殿池へのショートカットです。

別山の山頂にある、別山神社に到着です。ここには、三角点はありません。

そのまま進んでいくと、修行道コース(小川コース)と合流します。山頂は左手です。続きはこちら

修行道コース(小川コース)

基本情報

目的地(標高)駐車場(標高)駐車場からのコースタイム(高低差)
越知山(612m)奥糸生地区多目的集会施設 約20台(88m)約3時間(524m)
トイレ危険箇所目的地のアンテナ(NTTドコモ)
奥糸生地区多目的集会施設(男女共用)、山頂手前(男女別)特になし2/4
2024年11月時点

登山者は、比較的多い山となっています(他のコースから登る人もいます)

駐車場

奥糸生地区多目的集会施設が登山者用の駐車場となっています。建物には、外側から入れるトイレ(男女共用)が付設されています。

建物の奥に駐車できる敷地があります。

コース・景色

奥糸生地区多目的集会施設の横にある登り口から、登山開始です。

越知山の登山道は整備されており、標識も多くあります。

登り始めてしばらくすると、竹林の中に入ります。

登山道には、位置の目安となる一合目から十合目までの標識があるため、励みになります。

二合目で、林道に出合います。はしごの方に進む古道コースと、林道コースに分かれますが、しばらくすると合流します。

古道コースと林道コースが合流してすぐに、看板の示す階段の方へ進みます。

しばらく進むと、上級者向けの木の実谷コースとの分岐があります。山頂へは、直進します。

登山道の中腹には、屋根付きのベンチとなっている地蔵堂があり、休憩できます。

地蔵堂のすぐ近くから50mほど下ると、泰澄にまつわる霊水・独鈷水があります。

独鈷水は、泰澄が独鈷で岩を突くと、神通力により湧き出たとされ、いかなる病も治す霊水とされています。福井県内で最も冷たい霊水ということです。

再び登山道を進みます。この辺りからは、美しいブナが群生しています。

六合目の標識の近くから見えるのは、標高の上がったことが分かる景色です。

尾根沿いの、気持ちの良いブナ林が続きます。

九合目の標識が見えてくると、山頂はもうすぐです。

分岐に到着します。右手には越知神社があり、直進すると山頂の方向です。立峠コースは左手です。

泰澄が仏像を造り、祀ったのが始まりと言われる越知神社があります。

次に、山頂の方へ進みます。

室堂・護摩堂に到着します。

室堂・護摩堂の近くには、大トチノキ(御神木)があります。一説には、泰澄のお手植えと伝わります。

織田信長公の乗馬が落ちたことに名称の由来があると言われる、殿池もあります。

山頂手前のこの場所までは、車でアクセスできるため、手軽に山頂や展望台に行くことも可能です。

また、この場所には男女別のトイレも整備されています。

トイレの近くには、展望台へショートカットする道もあります。

山頂へは、室堂・護摩堂のさらに奥へ進みます。

大師堂があります。

さらに進むと、千体地蔵があります。

神宝庫があります。観世音菩薩像が祀られているそうです。

参道となっている厳かな登山道を、さらに奥へ進みます。

山頂の景色

山頂に到着です。奥の院があります。

ベンチなどの座る場所はないため、休憩する予定の場合、レジャーシートがあると便利です。

山頂には、十合目の標識があります。

標識の近くには、三角点もあります。

山頂からは絶景が広がります。福井市の市街地が見渡せ、北から白山荒島岳部子山冠山日野山などが臨めます。また、逆方向には、日本海が見えます。

なお、山頂よりも展望台の方が視界は開けているため、修行道コース(小川コース)から登った場合でも、展望台には立ち寄るようにしましょう。

最後に

ごみは持ち帰るなどのマナーを守り、安全に気を付けて登山を楽しみましょう。

山の最新の情報は、登山の投稿サイトなどで直前に確認しておくと安心です。