福井県内に初めて、北陸新幹線「W7系」や「イーストアイ」が走行します(試験走行)

北陸新幹線かがやき 新幹線
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9月23日から金沢と敦賀の区間で走行試験を開始

鉄道・運輸機構は、2024年3月に開業が予定されている北陸新幹線の金沢・敦賀間について、2023年9月23日から、新幹線車両を使った走行試験を始めると発表しました。
福井県に初めて新幹線の車両が走ることになります!

 令和6年春完成予定の北陸新幹線(金沢・敦賀間)について、本年9月下旬より土木構造物・軌道・電車線・信号設備等の機能確認を目的として、新幹線車両を使用した走行試験を下記のとおり実施することとなりました。本試験は、整備主体の鉄道・運輸機構と営業主体の西日本旅客鉄道(株)が共同で実施するものです。
 本試験の実施により、初めて北陸新幹線(金沢・敦賀間)に新幹線車両が走行することをお知らせいたします。

出典:鉄道・運輸機構 報道発表資料「北陸新幹線(金沢・敦賀間)車両走行試験について~初めて新幹線車両が走行します~」

以下、福井新聞やNHKのニュースサイトのリンクを掲載します。

北陸新幹線金沢ー敦賀の走行試験9月23日開始 「イーストアイ」や「W7系」福井県入り | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
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北陸新幹線 9月23日から金沢と敦賀の区間で走行試験|NHK 福井県のニュース
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走行試験は夜間がメイン

鉄道・運輸機構は、走行試験の内容を以下のように発表しています。

  • 【試験期間】令和5年9月23日(土)~令和5年12月9日(土)
    ※試験期間は変更する場合があります。 ※試験期間中における列車走行は延べ40日程度です。
  • 【試験区間】金沢駅~敦賀駅(敦賀車両基地)
  • 【走行速度】30km/h~260km/h(低速度から開始し、段階的に速度を上げて設備の確認を行います)
  • 【走行本数】1往復/日 程度(走行試験は主に北陸新幹線営業終了後の夜間に行います)
  • 【走行車両】新幹線電気・軌道総合検測車(イーストアイ)及び新幹線W7系電車

金沢・敦賀間の走行試験は、9月23日から12月9日までの間のうちの約40日間で、新幹線の営業運転が終わった後の、夜間を中心に行うということです。

期間中の日数としては78日間ありますので、おおよそ2日に1回走行するという頻度でしょうか。

また、報道によると、9月23日は未明に白山総合車両所(石川県白山市)を出発し、金沢駅から敦賀駅までを走行する予定とのことで、時速30kmで走行するのであれば、早朝から昼頃にかけて、福井県内を走行する姿が捉えられるかもしれません。

さらに追加の報道によると、福井県は23日午前9時ごろから芦原温泉駅で歓迎式を開くとのことです。このタイミングでイーストアイが入線するのであれば、撮影の時間が予測しやすいですね。

一方、走行試験は主に夜間との発表もあるため、車両の速度が上がり、日の出までに走行を終えてしまうと、撮影するのは難しいかもしれません。できれば、日中に走行する日が事前に分かると嬉しいのですが…

なお、イーストアイからW7系に切り替わる日程は、調整中とのことです。

ビュースポット(撮影地)について

本サイトでは、福井県内において、新幹線の見える場所であるビュースポット(撮影地)の情報を掲載しています。

福井県内の北陸新幹線は、全区間において高架を走行するため、地上からは見ることができません。開業後の駅のホームを除けば、展望台のある施設や里山、トンネル付近などがビュースポットであり、撮影地となります。

北陸新幹線の基本計画が決まったのは1972年とのことで、それから50年以上の年月を経て、初めて福井県内を走行することになります。
その間、開業時期の3年前倒しや1年延期など、本当に色々なことがありましたね。感慨深いです。