近年は夏場の猛暑が厳しくなり、山登りをするには堪える季節となっていますが、福井県には涼しさを感じながら登山のできる山があります。
本サイトでは、「福井県の絶景が広がり人気のある登山まとめ」を掲載していますが、ここでは、滝や渓流などがあり、夏でも涼しく登山のできる山をご紹介します。
権現山(福井県越前市)
権現山は、標高565mの越前市東部に位置する里山であり、山頂には雨乞いの神として信仰されている松ヶ嶽神社があります。泰澄によって、701年に開山されたといわれています。
山頂や展望台からの眺望は限られていますが、大小5つの滝を総称する柳の滝では、季節を問わず素晴らしい景観を楽しめ、剣豪・佐々木小次郎が秘剣「ツバメ返し」を編み出したという伝承もあります。
コースマップ

裏参道コース
目的地(標高) | 駐車場(標高) | 駐車場からのコースタイム(高低差) |
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権現山(565m) | 登山口 約5台(135m) | 約1時間30分(430m) |
トイレ | 危険箇所 | 目的地のアンテナ(NTTドコモ) |
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登山口(男女共用) | 特になし | 2/4 |
柳の滝(大小5つの滝)の景色





登山道では、次々に滝が現れ、滝壺に降りられる滝ではさらに涼を感じられます。
渓流沿いの景色




裏参道コースは、半分ほどが渓流沿いとなっています。夏場は、渓流沿いを歩き、山頂に向かわず折り返すという楽しみ方もできます。
その他のコースや景色などの詳細は、以下のページにまとめています。
夜叉ヶ池・夜叉丸(福井県南越前町)
夜叉ヶ池は、標高1,099mに位置する神秘的な池であり、周囲が原生林で覆われています。水面をのぞくと、ここにしか生息していないヤシャゲンゴロウを見ることができるかもしれません。
また、夜叉ヶ池から夜叉丸までのルートは、絶景が広がる展望スポットとなっており、福井県内で高い人気を誇る登山コースとなっています。
コースマップ

コース
目的地(標高) | 駐車場(標高) | 駐車場からのコースタイム(高低差) |
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夜叉ヶ池(1,099m) 夜叉丸(1,212m) | 登山口 約20台(490m) | 夜叉ヶ池 約2時間30分(609m) 夜叉丸 約2時間50分(722m) |
トイレ | 危険箇所 | 目的地のアンテナ(NTTドコモ) |
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登山口(男女別) | 夜叉丸 手前の岩場 | 0/4 |
滝や渓流沿いの景色


コースは、3割ほどが渓流沿いとなっています。里山と比べて登山口の標高が高いため、気温も低めになります。
夜叉ヶ池の景色





低木が多いため日陰はあまりありませんが、夜叉ヶ池を経由する風が吹くと、心地よい涼しさを感じられます。
コースや景色などの詳細は、以下のページにまとめています。
取立山(福井県勝山市)
取立山は、福井県と石川県にまたがる標高1,307mの山であり、恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークや奥越高原県立自然公園に位置しています。
水芭蕉の群生地として知られており、シーズンの5月頃には多くの登山客でにぎわうほか、山頂からは白山のそびえ立つ姿が目の前に見えます。
大滝コースでは、落差30mの大滝や渓流沿いの登山道を経て、山頂へ向かいます。
コースマップ

大滝コース
目的地(標高) | 駐車場(標高) | 駐車場からのコースタイム(高低差) |
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取立山(1,307m) | 登山口 約80台(866m) | 約2時間20分(441m) |
トイレ | 危険箇所 | 目的地のアンテナ(NTTドコモ) |
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避難小屋(男女共用) | 大滝 付近の岩場 | 3/4 |
大滝の景色





落差30mの大滝は、福井県の登山道にある滝としては、最大級となります。滝壺まで降りることができ、大迫力です。
渓流沿いの景色


大滝付近からは、渓流沿いのコースが数百m続き、途中には小さな滝もあります。
その他のコースや景色などの詳細は、以下のページにまとめています。
岩籠山(福井県敦賀市)
岩籠山は、福井県敦賀市に位置する標高765mの里山であり、山頂からは敦賀湾や敦賀市の市街地が望めます。敦賀市を代表する三つの山の総称「敦賀三山」の一つです。
コースの途中には、美しいブナ林が広がっており、また、山頂付近にあるインディアン平原では、広大なクマザサと花崗岩の巨岩が点在し、岩籠山特有の景観を楽しめます。
市橋コースでは、何度も渡渉する渓流沿いの登山道を経て、山頂へ向かいます。
コースマップ

市橋コース
駐車場やトイレなどの情報をまとめた表は、今後作成予定です。
渓流沿いの景色




市橋コースは、尾根に出るまでのほとんどが渓流沿いとなっており、何度も渡渉します。夏場は特に涼を感じられますが、雨上がりなどの水量が多い際には注意が必要です。
その他のコースや景色などをまとめた詳細ページは、今後作成予定です。
最後に
ごみは持ち帰るなどのマナーを守り、安全に気を付けて登山を楽しみましょう。
山の最新の情報は、登山の投稿サイトなどで直前に確認しておくと安心です。