紙の神様を祀る紙祖神(しそしん) 岡太神社・大瀧神社(おかもとじんじゃ・おおたきじんじゃ)は、奥の院に両本殿が建ち並び、両社の里宮となる下宮にある本殿・拝殿は、両神社の共有となっています。下宮の本殿・拝殿は、江戸時代後期の社殿建築の粋を集めて建てられており、複雑な屋根や精巧な彫刻が見もので、国の重要文化財にもなっています。
また、岡太神社・大瀧神社は、1500年前にこの里に紙すきを伝えたとされる女神「川上御前」を紙祖神として祀っており、2018年には創建1300年を迎えました。
基本情報
住所 | 電話番号 | 拝観 | 駐車場 | トイレ | 自動販売機 |
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越前市大滝町13-1 | 0778-42-1151 | 自由 | 約30台 | あり | あり(大滝ふれあい会館) |
案内図
施設
一の鳥居・横山大観社標
「岡太神社・大瀧神社」と記された社標は、越前和紙を愛用した横山大観が寄進したものです。里宮(下宮)から西に約500mの場所にあり、里宮に向かう途中の道路上にあります。
里宮(下宮)
境内
本殿・拝殿
本殿・拝殿は一体となっており、国の重要文化財に指定されています。
本殿・拝殿は、社殿建築の傑作として日本一複雑な屋根と言われています。
奥の院(上宮)
岡太神社・大瀧神社の本殿が建ち並びますが、里宮(下宮)より徒歩で30分ほどかかります。
登山道
奥の院までは、登山(トレッキング)を前提に行った方がよろしいかと思いますので、参考までに基本的なことをまとめておきます。
・登山靴(滑りにくい靴)、水分、熊鈴は、少なくとも装備しましょう。
・できるだけ小幅で歩く方が、疲れず、転ぶことも少なくなります。
・ほかの登山者があまりいない登山道となりますので、倒木や蜘蛛の巣に気を付けましょう。
最も奥にある土の駐車場(神宮広場駐車場)の横に、奥の院へ続く道があります。
奥の院までは登りの登山道が続きます。
道中に、中道鳥居があります。
途中に分岐があり、左手は県指定の天然記念物となっているゼンマイ桜へ続く道となっています。
山中を30分ほど歩くと、奥の院の本殿が見えてきます。
本殿
岡太神社・大瀧神社の本殿を含めて、4つの建物で構成されています。
奥の院拝殿です。
岡太神社本殿です。「川上御前」が紙祖神として祀られています。
大瀧神社本殿です。
八幡社です。
大瀧の大杉
八幡社の左手に、大瀧の大杉へ続く道があります。
本殿から5分ほど登ります。
県指定の天然記念物となっている、大瀧の大杉の姿に圧倒されます。
ここから、さらに10分ほど足を延ばすと、大徳山(別名:権現山)の山頂まで行くことができます。
トイレ
境内、大滝ふれあい会館、神宮広場駐車場の計3か所にトイレがあります。このうち、大滝ふれあい会館は多目的トイレとなっています。
御朱印
御朱印は、車で3分ほど離れたところにあるパピルス館にて、御厚志500円と引き換えに受け取ることができます。
最寄り駅(JR越前たけふ駅)からの行き方
車(レンタカー)
待ち時間を気にせず、最も手軽に移動できる手段は車(レンタカー)となります。ついでに、他の観光地や飲食店に寄ることも可能です。
越前たけふ駅の高架下に、レンタカーの店舗があります。移動時間は約10分となります。
タクシー
越前たけふ駅にはタクシー乗り場があるため、タクシーを使用するのも手段の1つです。越前たけふ駅からは約10分となります。
ただし、帰り(復路)をどうするかは考えておかなければなりません。
自転車(レンタサイクル)
越前たけふ駅の高架下にある、レンタカーの店舗で自転車のレンタルを行っています。越前たけふ駅からは約30分となります。
徒歩
越前たけふ駅からは、徒歩で1時間以上かかります。
基本的には車(レンタカー)がおすすめの移動手段となります。
最寄り駅(ハピラインふくい 武生駅)からの行き方
タクシー
武生駅にはタクシー乗り場があるため、タクシーを使用するのも手段の1つです。武生駅からは約15分となります。
ただし、帰り(復路)をどうするかは考えておかなければなりません。
公共交通機関(バス)
福井鉄道バスの「南越線」に乗車し、「和紙の里」停留所にて下車します。武生駅からは約28分となります。停留所から神社までは、南東の方向に徒歩で約15分となります。
なお、運行は平日9往復、土曜・日曜・祝日3往復となっています。
バスで訪問の際は、時刻表や滞在時間を充分にご確認ください。
徒歩
武生駅からは、徒歩で約2時間近くかかります。
基本的には車(レンタカー)がおすすめの移動手段となります。
駐車場(3か所)
境内の右手を奥へ進んでいくと、3つの駐車場があります。
第一駐車場は、大型バスや身体障がい者専用のアスファルトの駐車場です。
第二駐車場は、砂利の駐車場です。
神宮広場駐車場は、最も奥にある土の駐車場です。